お隣のリゾート地―釜山
ソウルに続く韓国第二の湾港都市―釜山。対馬海峡に面し、朝鮮半島と日本とを結ぶ大事な役割を果たしてきました。韓国と言うとやっぱりソウルが人気ですが、釜山には海水浴場やお寺なども多くもっとゆっくり観光が出来ます。もちろんショッピングと美味しい韓国料理もあります。日本人の口にもよく合う韓国料理。せっかくなら地元の人おすすめの韓国料理を食べに行きませんか?HomeToGoを使えばアパート、一軒家からルームシェアまで色々なタイプの宿泊先からあなたの好みのお部屋に泊まって、地元の人とコミュニケーションを取ることが出来ます。ホストと仲良くなればオモニ(お母さん)の作る本場のキムチが食べれるなんてことも!
釜山の観光スポット
日本から最も近い外国、釜山の一番の見所はお寺でも海水浴場でもなく「国連記念墓地」。墓地と聞くと複雑と考える人も多いかと思いますが、ここは世界で唯一国連が管理している墓地で、朝鮮戦争で無くなった国連軍、世界22カ国・1万の遺影が安置され現在では世界11カ国2,300の遺影が残されています。日常から離れることの出来る旅行の中で少しだけ平和について考えることが出来るのは、釜山でここだけかもしれません。そうすればまた違った視点で韓国を知ることが出来るでしょう。さてその他の観光スポットは海とお寺のコントラストが美しい「海東龍宮寺」です。中心部から離れた釜山屈指の海水浴場のある海雲台からタクシーで15分ほどの場所にあります。日本の神社と違った派手なお寺とそこから見える海の景色が素晴らしい釜山代表の観光スポットです。夏に行けば海水浴場はもちろんのこと海岸沿いにはバーやレストランなども並んでいるのでリゾート気分を味わえます。またせっかく旅行に来たから美術鑑賞を楽しみたいという方はぜひ「甘川洞文化村」(カムチョンドンムナマウル)へ。ここは釜山の甘川洞(カムチョンドン)というエリアにある集落の名前で、「釜山のマチュピチュ」と呼ばれています。それは入り組んだ路地がたくさんあり、迷路のように見えるためです。この集落は街のいたるところにアートオブジェがあったり、この集落の景色に魅せられた芸術家がアートギャラリーをしていたりとアートで町興しをしている集落です。アートショップに行けばこの村の地図をゲットし、スタンプラリーをしながら街を周ることが出来ます。
美味しくて楽しくて安い市場!
釜山の中心部でお買い物をするなら釜山で一番人気のエリア「南浦洞」(ナンポドン)の「国際市場」へ。観光客だけでなく地元の人でも賑わっているこの市場ではレザー商品から工具、ファッショングッズまで色々なものが売っています。また小さな屋台も出ているのでお腹が減ったら休憩しながらまたお買い物をするのも◎!もう一つの釜山のお勧めの市場は何といっても「チャガルチ市場」。海の近い釜山ならではの市場で、新鮮な魚介類がたくさん手に入ります。そして中には屋台もあるので新鮮なお魚や貝を使った韓国料理をたくさん食べることが出来ます。また乾物屋さんもたくさんあるのでお土産を買うなら絶対にここです。
釜山から一時間の美しい世界遺産の街―慶州
慶州は釜山から電車やバスで一時間弱で着くことのできる観光地です。「屋根のない博物館」と呼ばれるほど文化遺産がたくさんあり、「慶州歴史地域」はその地域全体が世界遺産として登録されています。中でも一番人気の観光スポットは「仏国寺」です。新羅時代の美しい仏教美術の数々に触れることできます。中でも天王門の中にある4天王の像は一見の価値ありです。ベストシーズンは秋の紅葉の季節ですが、日本と同様に四季のある韓国では雪の積もっている冬もまた風情があって素敵です。その他の観光スポットは新羅仏教美術の代表作である釈迦如来坐像のある「石窟庵」です。高さは3.4mもあり、その厳かな姿は圧巻です。また2010年に世界遺産に登録されたばかりの「良洞民俗マウル」(ヤンドンミンソッマウル)も山と川に囲まれたのどかな観光スポットとして有名です。藁葺き屋根の並ぶその光景は日本人の私たちにとってもどこか懐かしい気持ちにさせてくれることでしょう。
釜山・慶州のアクセス
日本から釜山へは成田からだと2時間半、関空からだと1時間半ほどで到着します。また福岡などからフェリーで行くことも可能です。空港から釜山市内へはリムジンバス・タクシー・一般座席バスで向かうことが可能です。分かりやすくて便利なのはリムジンバスで20分毎に発着し、約40分で南浦洞へ着きます。海雲台方面へは120分ほど所要します。釜山から慶州までは高速バスで約50分、またはKTXという電車約30分で行くことが出来ます。